戦争の起こる理由とは?

 十字軍の遠征理由など、

正にこの典型例だったりします。

あれ? 民主主義・・・


戦争の90%までは、

後世の人々があきれるような愚かな理由で起こった。

残る10%は当時の人々でさえあきれるような、

より愚かな理由で起こった。


著:田中芳樹

銀河英雄伝説

ヤン・ウェンリー


~追記:十字軍遠征~

 遠い遠い昔、十字軍というものが地球上に存在した。

聖地を奪回すると称し、

神の名のもとに他国を侵略し、

都市を破壊し、

財宝をうばい、

住民を虐殺して、

その非道を恥じるどころか、

異教徒を迫害した功績を誇示すらしたのだ。

無知と狂信と自己陶酔と非寛容によって生みだされた、

歴史上の汚点。

神と正義を信じてうたがわない者こそが、

もっとも残忍に、

凶暴になりえるという事実の、

それはにがい証明だったはずである。 


古代の地球において、

民主国アテネが専制国スパルタと抗争したとき、

小国メロスは中立を守っていずれの陣営にも属さなかった。

メロスが従属を拒否したことに怒ったアテネは、

メロスを民主政治に敵対するものとして軍隊を侵攻させ、

住民を虐殺し、

その領土を併合し、

自らの行為を民主政治の勝利と称して祝杯をかかげたのである。

この醜悪なパラドックスは、

その後の人類の歴史に悪しき模範となって確立され、

大義名分は侵略者の羞恥心にとって最後の下着となった。

侵略や虐殺が、

狂った専制君主の野心から出たものであれば、

まだ救いがある。

絶望としか言えないのは、

民衆が選んだ指導者によって民衆が害される場合である。

民衆は時として彼らを侮辱する物に熱狂の拍手を送る。


何千年も昔のことだが、

キリスト教は、

最高権力者を宗教的に洗脳することで、

古代ローマ帝国をのっとることに成功したのだ。

それ以後、

キリスト教がどれほど悪辣にほかの宗教を弾圧し、

絶滅させたか。

そしてその結果、

ひとつの帝国どころか文明そのものを支配するにいたった。

これほど効率的な侵略は類をみない。

ein's ブログへようこそ

英語大好きな社会人16年生。 洋楽カラオケはまっています。

0コメント

  • 1000 / 1000